テーマにスピリチュアルを追加しました。
ここ数年、気がつくとスピリチュアルな本や知人が増えてました。
いろいろ勉強したり、人の話を聞くにつけ、自分にもいろいろな変化があったと感じています。
特に、一番大きな問題だったのは"インナーチャイルド"。
内なる子供と訳せますが、育ちきらなかった自分の幼児性の部分と解釈しています。
誰しも持っているものですが、私の場合はそれが自分の足を引っ張っていたのですね。
誰かと会う時、いさかいになった時、困ったことに直面したとき…そういうときに胸が痛み、足が震える。
正しい判断が出来なくなって、後で冷静になった時になんであんなことを…と思うような言動をとってしまう。
そして、そういうことになる理由がわからないから、後に残るのは自分に対する不安、不信…これが嵩じると神経を病んでしまうことにもなる。
私は特に、それを意識していました。
インナーチャイルドの癒しになるようなセラピーを受けたりして、徐々にわかってきたのは空恐ろしいほどの感情が自分の中に仕舞い込まれていた事でした。
それを掘り起こして、認めて抱きしめるというのがインナーチャイルドを癒すやり方で、一番初め、瞑想で自分の中にもぐっていった時は暴れまわるイメージの子供を抱きしめるどころか、そのあふれ出す感情に圧倒されたことをよく覚えています。
瞑想を解いてまず思ったのは、自分がこれほど親や周囲を恨んできたのか、ということ。
しかし、それ以来、自覚できた感情が私を苦しめることは少なくなっていきました。
それでもやはり、完全にはなくなりません。
昨日も、些細なことで動悸が激しくなり、足元から全てを失うような独特の感覚に見舞われました。
トラウマの再現というか…依然大きく傷ついた時の記憶が、私のインナーチャイルドを刺激したようです。
はじめはまた、私は対処方法を忘れてただ、落ち着け、落ち着けと自分に向かって唱えていたのですが、ああ、これはインナーチャイルドが起きているんだと自覚できると、直接自分に「怖かったね、大丈夫だよ、今の私はあなたを守れるから」と思うだけで、すうっと、動悸が治まり、落ち着いていくのがわかりました。
「ありがとう、信じてくれてありがとう」と、気がつけば自分にお礼を言っていました。
そして、今までの私のインナーチャイルドは、孤立無援で私の中でずっとおびえてきたのだということに、改めて気がついたのでした。
無意識で、自分をいじめてきたのだなあと思うと申し訳ない気持ちで一杯になります。
でも、謝るよりもお礼を言いたいと思いました。
ただおびえてきただけじゃなくて、自分の言動に気を遣わねばならないことを、「この子」は教えてくれてきました。
今、私は自分でこの問題に対処できるんだという自信ができて、嬉しいです。
インナーチャイルドが囁く時、私は恐れず、この子を受け止めてやればいいんだと思えるのが嬉しい。
昔苦しんだ記憶はずっと残りますが、整理をつけることで力になるんだと、実感しています。